卸売業者(通称「荷受(にうけ)」)は、卸売市場で出荷者から販売委託された品、または買付集荷した品を、市場内の卸売場で仲卸・売買参加者に卸売する者。中央卸売市場では農水大臣の許可を要する(許可制)。
役割
- 集荷機能: 産地・出荷団体との窓口となり、多品目・大量の生鮮を市場に集める。市場へ商品を「入れる」側。
- 販売機能: せり売・入札または相対取引で仲卸・売買参加者へ販売し、委託手数料を収受する。
- 価格形成・代金決済: 需給を反映した価格を形成し、出荷者へ代金を決済して所得を安定させる(→ 中間流通の4機能)。
近年はせり比率が低下し、青果のせり・入札比率は令和5年度で7.1%まで下がり、大半が相対取引になっている。
具体例
- 東京青果株式会社 … 大田市場の青果卸で全国最大手。取扱高2,429億円(2024年度=2024/4〜2025/3)。出典
- 大阪中央青果株式会社 … 大阪市中央卸売市場本場の青果卸売業者。
注意: 「大阪中央青果」は卸売業者であり仲卸ではない。名称が紛らわしいので混同に注意。
中央卸売市場全体の卸売業者数は153(うち青果64)(令和5年度末)。出典